ルーティンを行う心理的効果をご存知でしょうか?
スポーツでいうと、野球のイチロー選手や、ラグビーの五郎丸選手などがルーティンをとても大切にしている事で有名でしょう。
野球、サッカー、ラグビー、ゴルフなどのスポーツを中心に、ルーティンを行っている人は、数多く存在しております。
しかしこれはスポーツの世界だけに限らず、勉強、仕事、恋愛、全てに通じる為、ルーティンは心理的に良い効果があるという事を覚えておいて下さい。
ルーティンを行う4つの心理的効果
① やる気が出る
日々のルーティンをこなす事によって、気持ちがとても落ち着き、気持ちの切り替えが非常に楽になるという事です。
例えば仕事前には必ずコーヒーを飲む事によって、「こらから仕事をするんだ」という気持ちにさせる事が出来ますし、ある決められた事を決まった時間にこなす事は非常に大切なのです。
たとえその日がだるいなと感じたとしても、その行為をすることによって、気持ちを切り替えることができ、やる気アップに繋がるでしょう。
それに、毎日決まったルーティーンを行わなければ、なんだか気持ち悪いと感じ、きっと気持ちの整理を付けるのが難しくなり、ONとOFFを上手く切り替える事はできないでしょう。
気持ちのON・OFFや、脳をやる気にさせる事は、いくら頭で思っても中々体に反映されないものですので、だからこそルーティンを利用し体に覚えさせる必要があるのですね。
② パフォーマンスが発揮しやすい
無意識的にルーティンを行う事によって、邪念を取り除く効果が期待でき、高いクオリティを発揮する事ができるのです。
初めは意識してルーティンを行うかもしれませんが、それが習慣化されてくれば、きっと本能的にルーティンを行う事ができるでしょう。
すると、気持ちが非常に安定しますし、無駄なことが省かれて効率化もできますので、あなたの能力を最大限発揮する事ができるのです。
動作が一定で集中力アップするからこそ、緊張せずに、本番に強い心を養うことにも繋がるのではないかと思います。
メンタルが強くなる効果も期待できますので、慣れる作業を行う事は、人間の心理において非常に重要なことなのです。
③ 変化に気づきやすい
いつも同じ行動パターンを取っているからこそ、集中力が高くなり、変化に気づきやすい敏感な脳を養うことができるでしょう。
すると、判断ミスを減らせますので、いつも通り普通に何かを行うという事は、非常に大切なのです。
冷静な判断をするきっかけとなりますので、何においても大きく影響するのではないでしょうか?
経営者や社長の場合、他の人に比べより些細な変化の気づきは大切ですので、そういった人程、ルーティンワークを大切にしていると言われております。
だからこそ、逆に成功者のマネをする事によって、目標が叶いやすくなりますので、日々の行動を少し変えてみたいものであります。
④ 心が落ち着く
動作が一定だと脳がリラックスしますので、不安定な心も安定させる効果が期待できるでしょう。
瞑想(めいそう)をするかのように、精神が落ち着きますので、邪念を取り払う事ができ、心を整える事ができるのです。
赤ちゃんが一定のリズムで揺らされると眠りにつくように、繰り返し行う仕草はどの場面においても心がリラックスできるのです。
すると、日頃のストレス軽減にもなりますので、生きていく上で良い循環が訪れるのではないかと思います。
やったことのない事を行うと精神的に疲れてしまいますが、やったことのある事は無意識に行う事が出来ますので、脳にとってはそこまで負担ではないのですね。
ルーティン一覧
・毎日同じ時間に起きる
・毎日同じ電車に乗る
・毎朝コーヒーを飲む
・毎日決まった時間に〇〇をする など
様々なルーティン
① おなかの痛み
例えば、電車通勤をしていて、満員電車の中お腹が痛くなると、冷や汗をかいて、どんどん辛い状況に追い込まれてしまうはずです。
そんな時こそ、日頃よく聴いている好きなアーティストの音楽を聴いてみてはいかがでしょうか?
そうする事によって、心は平常心を取り戻す事ができ、お腹の痛みも次第に良くなる事でしょう。
お腹の痛みには必ず波があるのではないかと思いますが、ルーティンを活用する事によって、次第に痛みも緩和されるのではないかと思います。
② 運動
運動を行ったとしても、三日坊主で終わってしまう人も多いのではないかと思います。
しかし、何事もルーティン化してしまう事によって、毎日歯を磨いたり、お風呂に入ったりする事と同様に、それがを当たり前にする事ができるのです。
たとえ苦痛だと思っていたとしても、ルーティン化してしまえば、それはただの日課にする事ができますので、きっとそのうち慣れてくるでしょう。
だからこそ、ダイエットを志している人などは、ランニングを毎日のルーティンにしてしまえば、いつしかそれは苦痛ではなく、ただの生活の一部となりますので、やって当たり前の心理となるのです。
③ イルカの練習
たとえばイルカのショーを行うにあたり、イルカに対し、練習をしたあとには必ずエサとなる魚を与えます。
すると、「練習をすれば魚がもらえるんだな」という心理状態になる為、練習にも意欲的になり、覚えも早くなるのです。
そのように、毎回繰り返し同じ作業を行う事によって、人間以外にもプラスな効果をもたらしてくれるのですね。
これも一種のルーティンとなりますので、ルーティンには様々な種類があるという事を覚えておいて下さい。
ルーティンのまとめ
ルーティンは別に難しい事ではありませんので、1つでも2つでも、まずは何か自分なりのルール作りをしてみてはいかがでしょうか?
スポーツ選手がルーティンを行っているから難しいと思いがちですが、実際にはそんなことはなく、毎朝同じ時間に起きるなど、簡単なことでも全然構わないのです。
何か行っている目標設定が高い人程、もっと細かなルーティンを設定する必要がありますが、徐々に項目を増やしていけばOKでしょう。
イチロー選手は、毎日カレーを食べ、毎日同じ練習を行い、打席に入る仕草も毎回同じというエピソードもありますが、そこまで徹底しているからこそ、あそこまで成功できたのでしょう。
だからこそあなた自身も、塵も積もれば山となりますので、きっとその効果は日に日に増してくるはずですから。
ルーティンにはメリットしかありませんので、簡単な決め事からでも構いませんので、是非今日から実践してみましょう。
何か上手くいかないなと感じる事がある場合は、是非ルーティンを一つのヒントとしてみて下さい。