週末婚はなぜ離婚率が高い?
ちなみに週末婚の意味とは、通い婚の事を指し、週末だけ一緒に過ごすスタイルの事を指します。
夫婦が同居をせずに、どちらか一方が住まいを訪ねて何日か通うスタイルなのですが、ここ最近増加傾向にあるようなのです。
そこで今回、別居婚のメリット・デメリットや、離婚率が高い実態について見ていきたいと思います。
週末婚のメリット
① 週末婚は自由な時間が多い
互いに自由な時間を多く持つ事が出来るからこそ、居心地の良さを感じる事が出来るでしょう。
土日などの休日は夫婦同士で会う事にはなりますが、その頻度がちょうどよく、メリハリのついた生活を送る事が出来るのではないでしょうか?
平日の仕事後は1人でリラックス出来ますし、同居しているよりも、自由な時間を多く持つ事が出来るからこそ、プライベートな時間を、ゆっくり充実して過ごす事が出来るのです。
特に1人の時間が好きという人にはおススメであり、互いの生活スタイルを干渉する事なく、自由なライフスタイルを送る事に繋がるでしょう。
それに、依存しない関係を構築する事も出来ますので、自分の趣味や好きな事に対し、時間を費やす事が出来ますし、互いに趣味が合わない場合は、特におススメではないかと思います。
夫婦生活のバランスを保つ為には、常識に捉われないような考え方も、もしかしたら大切なのかもしれませんね。
② 週末婚はいつまでも恋人気分でいられる
付き合いたてのような、ドキドキ感や新鮮さを保てるという事は、大きなメリットと言えるのではないかと思います。
結婚して一緒に住む事によって、好きだった人がいつの間にか嫌いになっている夫婦も数多く存在しておりますので、近すぎず遠すぎずの関係は重要なのかもしれませんね。
そうする事によって、恋人だった頃のような初々しい気持ちでデートを楽しむ事が出来ますので、マンネリ化を防ぐ効果も期待出来るのではないでしょうか?
同じ空間で毎日生活をする事によって、些細な事でケンカをしてしまう事もあるかもしれませんが、会う回数が限られていれば、ケンカも少なく関係が上手くいくでしょう。
結婚生活は、相手の嫌な部分が見えてしまいがちですので、一緒に暮らさないという選択は、ケンカの原因を少なくでき、いつまでも仲良しでいる為の対策とも言えるでしょう。
それこそが、夫婦円満の秘訣という人もいるかもしれませんので、1つの選択肢として、週末婚という存在は案外必要なのかもしれませんね。
③ 週末婚は生活リズムが安定する
結婚をして同じ屋根の下に暮らしていると、どうしても相手に合わせなければいけない場面も、多々出てくるのではないかと思います。
しかし、週末婚は相手に合わせる必要がありませんし、一定のリズムでマイペースに日々を過ごす事が出来ますので、面倒くさい思いをしなくて済むというメリットも挙げられるでしょう。
いびきで眠りを妨げられる事もありませんし、相手の目覚まし音で朝起こされる心配もありません。
相手に合わせてご飯を食べる必要もないですし、寝ている時に相手が帰ってきて起こされる心配もありませんので、自分の気持ち一つで簡単に行動が取れるのです。
同居していると、イライラやストレスが溜まってしまい、どうしても疲れてしまうからこそ、その対処法として、週末婚は人によってはおススメと言えるのではないでしょうか?
同じペースで行動し、相手に束縛される事がありませんので、平日は仕事に集中して、土日は旦那さん・奥さんと会うというのは、案外アリではないかと思います。
週末婚のデメリット
① 週末婚はお金がかかる
結婚をした場合、本来家は1つでも良いのにもかかわらず、わざわざ別の家に住むという事は、家賃が2倍かかる計算となります。
また家賃以外にも、光熱費や食事代も、丸々かかってしまいますので、一緒に暮らす事の方が、遥かに節約に繋がるのではないかと思います。
2人で生活をすれば、生活費が仮に月に20万円かかるとした場合、1人10万円で済みますが、別居をしている場合、1人あたり約15万円程はかかると言われておりますので、約1.5倍程多くのお金がかかってしまう事になるのです。
今の時代専業主婦が少ないですし、共働きで、バリバリ働くキャリアウーマンの方も多いかもしれませんが、それにしても生活をするのでいっぱいいっぱいになってしまう事でしょう。
会う際に使う交通費も案外バカになりませんので、貯金なんて余程お金持ちの人でなければ、中々出来ないのではないかと思います。
だからこそ、週末婚は経済的に余裕のある裕福な人だけが出来る、贅沢と言っても過言ではないでしょう。
② 週末婚は離婚率が高い
一緒に暮らしていないと、どうしても心理的に不安になってしまい、「浮気をしていないか?」と、余計な心配をしてしまうのではないかと思います。
しかし実際には、何をしていても分からないですし、不倫や浮気をしやすい環境と言えますので、やりたい放題な人が多いという実態があります。
寂しい時に頼れる人が近くにおりませんので、その寂しさで不倫や浮気をしてしまう人は案外多く、週末婚は離婚率が高いといった特徴があるのです。
他人からしたら、「訳ありなのか?」と思われ、親の目や周りの目も冷たくなってしまいますし、3組に1組が離婚してると言われておりますが、それよりも離婚率は高くなる傾向にあるのです。
それに、コミュニケーション不足が続く為、冷めてしまいやすい状況ですし、離婚して別れてしまいやすい環境と言えるのではないでしょうか?
週末婚から、隔週末婚、月末婚と、次第に変化していってしまい、だんだん相手に対する興味が薄れ、いずれ自然消滅をしてしまうようなカップルも存在しますので、そうならないよう要注意です。

③ 週末婚は結婚する意味を感じにくい
週末婚は、新婚生活を実感する事もできませんし、愛情も育まれない環境ですので、何の為に結婚をしたかの理由が、次第に分からなくなってしまう事でしょう。
助け合う事も中々出来ませんし、互いに成長する事が出来ない環境な為、結婚してる意味がそもそもないと言えるのではないでしょうか?
離れ離れに暮らす、仮面夫婦のようなカップルは、すれ違いも起きやすくなってしまい、次第に方向性が分からなくなってしまうのではないかと思います。
呼び名が違う為、分かりにくいかもしれませんが、「別居婚(週末婚)」と「事実婚」の違いは、籍を入れるか入れないかであり、「別居婚(週末婚)」は籍を入れますが、「事実婚」は籍を入れない形式となります。
しかし、どうせ別々に暮らすのでしたら、籍を入れない事実婚でも全く変わらない為、別々に暮らしてまで結婚をする意味があるのかが疑問に残るでしょう。
週末婚をするくらいでしたら、事実婚でも良い訳ですし、何の為に籍を入れたのかをよく考えるようにしなければ、本末転倒な結果となってしまいますからね。
いかがでしたでしょうか?
あなたは、週末婚はあり派でしょうか?それともなし派でしょうか?
賛成の人も反対の人も色々な意見が分かれるかと思いますが、やはり、「なぜ?」と思う、否定的で批判をする人が多いという実態があるでしょう。
週末婚を行う夫婦は、子供がいないケースが圧倒的に多く、大半を占めていると言われております。
しかし、中には子供がいても週末婚を行っている夫婦も存在しますが、愛情が足りずにそれが悪影響となり、自分勝手に育ってしまう可能性もありますので、週末婚は子供がいた場合はなしと言えるでしょう。
実際には不仲ではなく、相手の事が嫌いという訳ではないのかもしれませんが、結婚に不向きな性格をしており、どうしても関係を長続きさせるのは困難ではないかと思います。
しかし互いに納得しており、完全に割り切っている関係なら特に問題はなく、価値観さえ合えばベストなパターンとも言えるでしょう。
ドラマなどの影響で憧れている人も多いかもしれませんが、始めは良かったとしても、実際には成功せずに失敗してしまうパターンも多い為、安易に行わずに、きちんと夫婦間で話し合う必要があるでしょう。
ポジティブに言えば、合理的で大人な関係ではありますが、ネガテイブに言えば、都合の良い関係とも言えますので、仮面夫婦にならないよう注意が必要ではないかと思います。

週末婚のまとめ
週末婚は、同性婚を議論するのと同じような話であり、幸せの形は十人十色でそれぞれあると思いますので、あまり形にはこだわらないにし、色々な形態があっても良いのではないかと思います。
だからこそ、賛成だとしても反対だとしても、その意見を他人に押し付けるのだけは止めるようにし、幸せの形は個々で決めれば良いのではないでしょうか?
尊重し合えるパートナーと一緒にいる事が、夫婦の新しいスタイルかもしれませんので、それぞれのメリット・デメリットをよく考え、決めるようにしていきたいものであります。
ただ、どちらか一方が別居婚を望んでいる場合、週末婚の関係を継続させるのは困難ですので、一生その関係でい続けるのは難しいと考えておいた方が良いでしょう。
新しい結婚の形として、世間的に認知しつつある週末婚は、まだまだマイナスなイメージはありますが、この先きっと、多種多様な生き方を求める人も数多く出てくるのではないかと思います。
しかし仮に週末婚を行う場合は、きちんとしたルールを決め、この先ずっとではなく、期間限定で行うのが、より良い対処法と言えるのではないかと思います。
転勤や単身赴任の時のように、一時的な理由があるのなら良いかもしれませんが、遠距離恋愛でないにもかかわらず自ら週末婚を選択するのは、トラブルの原因にもなりかねませんので、要注意であります。
実際に体験談や口コミを見てみますと、始めは良いが後々後悔するといった意見も多く聞かれますので、リスクがあるといった事をきちんと把握し、慎重に判断するようにしていきましょう。
どんな形であれ、幸せな夫婦生活が送れる事を祈ってます。