ブランド物が好きで、いつもハイブランドのカバンやアクセサリーを身につけている女性っていますよね。
8万円のネックレス、10万円の財布、15万円のカバン・・・
男性には、さぞ理解しがたいお金の使い方でしょう。
「大好きな彼女が喜んでくれるならブランド物を買ってあげたい」とは思うけど、自分はそこまで高収入なわけじゃないのに、このまま彼女と付き合ってて大丈夫かな…と不安になっている男性は多いと思います。
ブランド好きな女性の特徴や、隠された心理を理解して、彼女とこれからも付き合っていけるのか、結婚を考えても大丈夫か、一緒に考えましょう。
ものを大切にするタイプのブランド好きなら問題なし
ブランド好きの女性には、いくつかタイプがありますが、まずは大きく2つに分けましょう。
- ものを大切にするタイプのブランド好き
- 見栄っ張りでミーハーなブランド好き
あなたの彼女が、多少高い買い物をしても、ひとつのものを大切に長く使っているようなタイプなら、結婚しても問題はないでしょう。
もしあなたが「ブランド品なんて値段が高いだけで、中身がなくてしょうもない!」と思っているのであれば、それは恥ずかしい勘違いです。
中には広告費ばかり高くて中身が伴っていないようなブランドもあるにはありますが、多くのハイブランドはやはり、その価格に見合った質の高いものを作っているものです。
高いには高いなりの理由があります。
ブランドとしての伝統と哲学があり、有名なデザイナー、質の高い素材、丁寧な縫製…それらひとつひとつにしっかりとコストをかけているからこその、販売価格なのです。
同じようなデザインのカバンが20分の1の値段で売られているかもしれませんが、それはハイブランドのデザインの模倣であることも実は多いのです。そこには、崇高なブランドコンセプトもデザイナーの思いやこだわりもなく、ただの商業主義の大量生産品です。
基本的に、高いブランド物は、大切に使えば何十年と長くもつものです。
安い物を買ってすぐに買い換えるより、高いけど良い物を買って大切に長く使いたい、と考える人がブランド物を選ぶのは、とても必然的なのです。
とは言っても、じゃあ5,000円のものを1年ごとに買い換えるのと、80,000円のものを15年使うのなら、どっちがお得?
…なんて考えるのは、ナンセンス。
ものを大切にするタイプのブランド好きは、お金のことばかり考えているのではありません。
そのブランドのコンセプトに共感し、デザインももちろん好きで、使われている素材がどのようなものなのか知り、尚且つ使いやすい。それだけの価値があると理解した上で、高いお金を出して使っているのです。
そういう人がブランド物を持つのは、ひとつの美学と言えます。
見栄のためにブランド物を持つ女性もいる
一方、そんな美学はなく、単に見栄のためにブランド物を持っている女性も多く存在します。
そのブランドが本当に好きなわけではないし、本当に良いものかどうかなんてわからない。コンセプトやデザイナーなんて知らない。
でも、みんなが持っているから。ハイブランドの物を使っているとかっこいいから。
彼女がそんな理由でブランド志向になってるなら、早めに交際を終了し、クロスミーのようなすれ違いアプリで幅広いタイプの女性との出会いを経験したほうが、あなたのためになるかもしれません。
彼女がどっちのタイプなのか見極める必要がありますが、実際のところ難しいですね。
目安として、いくつかチェックポイントを挙げておきます。
チェックポイント1:友だちグループがみんなブランド好き
ブランド好きな女性のまわりには、同じタイプの女性が集まりやすいです。
そういったグループの女性は美意識が高く、メイクもヘアスタイルもバッチリ、おしゃれも好きで、美人が多いものです。
だから、いつも綺麗にしている美意識高めの女性が好きな男性は、ブランド好きな女性を彼女に選んでしまう傾向があります。
そういう女性は帰属意識が高く、「みんなが持っているから」という理由でブランド物を買いがちです。
恋人からどんなブランド物をどれくらい買ってもらえるか、というところで、グループの中で密かに競い合っているということもあります。
チェックポイント2:ブランド物をSNSにのせている
ブランド物の写真をSNSにのせている女性は、まわりの友人・知人たちに「自慢」するためにブランド物を持っているという面があります。
他人に羨ましがられたい、優越感に浸りたい、自分にはそれだけの価値があるということを示したい…SNSにあげることで、マウントを取っているのです。
SNSにのせていなくても、見せびらかすようにブランド物を身につけている女性には注意が必要です。
女性がブランド物を手に入れるルートには、
- 自分で買う
- 親に買ってもらう
- 彼氏など男性に買ってもらう
大きく分けてこの3つがありますが、
自分で買ったものなら、自分の収入が高いというマウンティング。
親に買ってもらったものなら、親が金持ち、自分はいいところのお嬢様だというマウンティング。
恋人に買ってもらったものなら、経済力の高い彼氏がいて、自分はこんなに愛されている!というマウンティングになります。
特に彼氏からのプレゼントや、連れて行ってもらった場所などを逐一SNSにあげる女性は、男性のこともアクセサリーのようにしか見ていない場合もあります。本人にそんな自覚はないかもしれませんが、男性を外見・職業・経済力のみで判断し、他人に自慢するために付き合っているのです。
男性でも、美人の彼女の写真をSNSにのせるタイプと同じと思えばわかりやすいでしょうか。
チェックポイント3:ブランド物だとわかりやすいデザインのものが好き
ヴィトンのモノグラムのカバンや、シャネルのロゴがデザインされたアクセサリーなど、ブランド物であることがわかりやすいデザインが好きな女性は、見栄のためにブランド物を持っている可能性が高いです。
ものを大切にするタイプのブランド好き女性は、逆にぱっと見ではハイブランドのものだとわからないような、控えめなデザインのものを好んで使う傾向があります。
身分不相応なブランド品を持っていると、個性がないと思われたり、バカっぽく見られたりするということをわかっていて、あからさまなブランド物は恥ずかしい、でも「良い物を持ちたい」という気持ちはあるから、わざわざブランド物だとわかりにくいデザインを選ぶわけです。
ブランド物でマウントを取りたい女性は、それでは意味がありませんから、誰が見ても「あのブランドの物だ!」とわかるようなデザインのものを持ちたがるのです。
チェックポイント4:自分の収入に見合わない買い物をしている
かなり少数派ではありますが、なかには借金をしてでもブランド物を手に入れたい、という女性もいます。
新作のバッグが出たらどうしても欲しくなって買わずにいられないとか、ブランド物を買うことがストレス解消になってしまっているとか、そのためにリボ払いや借金をしてしまっているとか。
そこまでいくと、ちょっと病的ですね。
自分のお給料で買える範囲内でお金を使っているならまだいいですが、それを超える買い物をしてしまっているようなら、危険信号です。
ストレス解消のために買っているという女性は、別のもので心が満たされれば改善されるかもしれませんが、
特に新作のバッグを買わずにいられないタイプは、男性の浮気癖と同じで、治らない人の方が多いと思います。
見栄が悪いわけではない
見栄のためにブランド品を持つ…と言えば聞こえが悪いですが、何も見栄を張るのが悪いわけではありません。
その見栄を保つにも、努力が必要なんです。
彼女たちは人一倍努力しているでしょうから、美意識の高い女性は個人的にとても尊敬しています。誰にでも真似できることではありませんから。
ただ、あまりにもごてごてのブランド品を見せびらかすように持っていると、ちょっと品がないというか、もったいないというか、残念な感じになってしまうんですよね。せっかく綺麗なのに…と。
ブランド物を持っている若い女性がしばしばバカにされてしまうのは、そのあたりに原因があるのではないかと思っています。
見栄を張るのは、自分に自信がないことの裏返しとも言われます。
- まわりに認められたい
- 自分を価値ある人間だと思いたい
- 少しでも自分をよく見せたい
本人に自覚があるかないかは別として、ブランド物で身を固めた女性の心の裏側には、そんな心理もあるのかもしれません。
彼女がブランド好きだったら、別れたほうがいい?
ブランド好きな女性とは結婚するな、とよく言われますが、どうでしょうか?
ものを大切にするタイプのブランド好きなら問題なし、という話はしましたが、じゃあ、見栄のためにブランド物を持つ女性だったら?結婚は諦めたほうがいいでしょうか?
答えは、NOです。
ブランド好きだから、という理由だけで交際終了するのはちょっと早いと思います。
価値観は変化するもの
今はブランド物が好きで買っているけど、必ずしも、それが結婚後も続くというわけではありません。
私の知人にもブランド好きの女性がいますが、彼女は結婚後、パタリとブランド物を買わなくなりました。
結婚前はヴィトンのモノグラムのカバンを持ち、シャネルのピアスをして、誕生日には彼にカルティエのネックレスをおねだりするという、とてもわかりやすい「見栄っ張りのブランド好き」だったにもかかわらず、です。
聞くと、ブランド物に興味がなくなったわけではないけれど、今後の生活や子どものことを考えると、今は何万もするブランド物を買うより将来のために貯金をしたい、と言っていました。
結婚するときに、夫になる人からすべての預金通帳を預けられたそうですが、それを好き放題使い込むなんてことはなく、彼が今まで働いて貯めてきた大切なお金を任されたことで、「大切に使わなければ」と身が引き締まったそうです。
今も見た目を気にしたり、「ブランド志向」であることは変わらないのですが、お金の使い方はとても変わりました。お金がないわけではなく、夫婦合わせるとかなり高収入なほうですが、ブランド物を買い漁ることはなくなったようです。
結婚を機に、価値観が変わったということだと思います。
今後のことをしっかり話し合う
結婚まで真剣に考えているなら、まずは話し合ってみてください。
「今の2人の収入がこれくらいで、生活費はこれくらい必要、保険はいくらで、家や子どものためにこれくらいは貯蓄にまわしたい。そうすると、毎月自由に使えるお金はこれくらいだから、結婚したら今みたいにブランド品をたくさん買うことはできないよ」
そういう、具体的な数字を出して、話し合いをしてみましょう。
お互いに真剣なら、今度のことについてきちんと話し合いたいと伝えれば、彼女も喜んで応じてくれるはずです。
話し合った結果、お互い納得できずにダメになるなら、それまでの関係だったということです。
話し合いにも応じてくれないようなら、根本的な価値観にズレがあるかもしれないので、結婚を見据えたお付き合いは考え直した方がいいでしょう。
彼女もあなたのことをアクセサリーではなく、本当に好きで結婚したいと思っているなら、自分を省みて歩み寄ってくれると思います。
ただ、話を切り出すときに気をつけてほしいのは、彼女のブランド好きを否定しないこと。
真っ向から否定されてしまうと、向こうも反発して、ケンカになってしまい、話し合いになりません。
あくまでも、「お互い歩み寄る」ということを念頭においておきましょう。
2人の価値観は擦り合わせていくもの
ハイブランド好きな彼女が悪くて、ブランドに興味ないあなたが正しい、というわけでは決してありません。
そのあたりの感性や価値観というのは、付き合っていく中で少しずつ擦り合わせていくものです。
お互いにそれができなければ、いつかは別れることになります。
誕生日は高級ホテルのディナーを予約して、花束を用意し、プレゼントはもちろん数万円のブランド物のアクセサリーや財布やかばん
…というのが当たり前の彼女と、それを毎年一緒に楽しめるのか。
それとも本音は、家で手料理と小さなケーキでお祝いして、2人でゆっくり過ごしたいと思っているのか。
彼女の価値観に全面的に合わせてしまうと、どこかで無理が出てしまいます。
彼女のことが大好きで、1年に一度の特別な日、高級ディナーと高価なブランド物のプレゼントを期待している彼女を喜ばせてあげたい!そのためなら何十万だって出しても惜しくない!
心からそう思えるなら、それはそれで、もちろんアリです。惚れた弱みというやつでしょう。
でも、それは自分の収入に見合ったものですか?
あなたがとても高収入で、何十万の出費もなんてことない、というならいいですが、少しでも無理をしているなら、注意が必要です。
結局毎年続けることはできず、価値観の擦り合わせもできていないと、
「最初だけだったね」
「釣った魚にエサはやらないタイプ」
「愛がなくなったの?」
なんて言われてしまうかもしれません。
「価値観が合わない」というのは、離婚原因にもなりうる重大なことです。
それは多くの場合、「価値観が合わない」のではなく、「価値観を合わせようとしていない」ということだと思います。片方が歩み寄ろうとしても、もう片方がまったく譲らなかったら、うまくいかなくなるのは当然です。
恋人同士なら、多少どちらかが無理をしていても「好き」という気持ちだけで楽しめるかもしれませんが、結婚となるとそうはいきません。
お互いに歩み寄り、価値観を擦り合わせることは、2人の人間関係を築く上で最も重要なことだと思います。
たまには「ご褒美」が必要です!
さて、「歩み寄る」と言いましたが…
もし、ブランド好きな彼女と話し合って、納得してくれて、彼女がブランド物を買わなくなったとしましょう。
そうしたら今度は、「彼女に我慢をさせていないか?」ということを気にかけておいてくださいね。
あなたと一緒にいるために、結婚するために、今度は彼女が我慢して無理しているなら、元も子もありません。
先ほど紹介した私の知人は、前ほどブランド物を買わなくはなりましたが、結婚5周年や30歳の誕生日など節目の記念日にはちょっと贅沢して2人で高級ディナーに行ったり、そこまで高価ではないけどブランド物を買ったりはしているようで、「久しぶりに買ってもらったの♪」と嬉しそうにしていました。
納得してブランド物を買わなくなったとしても、ブランド物が好きじゃなくなったわけではありませんから。
毎年でなくてもいいんです。節目の記念日くらいは、ちょっと贅沢させてあげられるような甲斐性は持っておいてほしいなと思います!